初めてのコラーゲンたっぷりゲンゲ鍋


 ゲンゲという魚は、私の相棒が興味を持ち続けてきた魚でした。北陸の方では、普通に食卓に上がる魚であると思いますが、見た目や食感が変わっているので抵抗がある人も少なくないかと思います。京都の居酒屋で、ゲンゲの干物を食べた事はあり、それは美味しいと思っていたのですが、干物でないゲンゲは食べた事がありませんでした。福井のplant2という大型スーパーでみつけて買ってみました。魚の周りがゼリーで覆われたような姿。顔はかなりひょうきんでした。
テレビでは、ポンポンとぶつ切りにして味噌仕立ての鍋で紹介していましたが、醤油味の出汁をはって野菜などと煮る鍋にしました。ゲンゲを処理するために手にするのですが、ゼリーで覆われた体はツルツルしていて、少しすべりそうになります。このツルツル感に少し気持ち良くないなと思いながら、これが、コラーゲンとも思い直してみたりしていまっした。内臓を取り出してから洗って、4.5センチくらいのぶつ切りにします。やっぱりこのゼリー感、この柔らかさが、今までの魚にない感触です。


 出汁が沸いたところで、野菜などとぶつ切りのゲンゲを煮ていきます。煮上がると透明感が少し消えますが、すくい上げるとコラーゲンがとろりとお玉に絡んできます。さて、初めてのゲンゲの味ですが、あっさりして、くせもなくとろみ加減はアンコウなどのプリプリ感の柔らかめといったところ。昨晩の夕食に食べたので、今日の肌の調子は心なしかツルンとしてゲンゲ効果があったような気がします。

 日本酒は、浪乃音酒造の「ええとこどり’超辛口”」と、「金井泰一流」をいただきました。