SUKIYAKI風鍋または鍋風SUKIYAKI


 マイシェフ、オリジナルの味や食べ方がすき焼き風でありながら鍋という 鶏鍋があります。すき焼きの様に砂糖、醤油、酒を調味料とし、かつおと昆布の出汁に甘辛い味をつけたものを鍋に張ります。その出汁の量は寄せ鍋なんかの時よりは少ない目にします。

 鍋に入れるものは鶏肉、鶏団子、麩、こんにゃく、焼き豆腐と好きな野菜を色々入れますが、はずせないのが「ささがきごぼう」です。是非、どさっ!と鍋に入れてください。ごぼうに鶏の旨味がとけ込んだ甘辛い出汁がからんで、いくらでも食べられるのです。青い野菜は、セリを入れましたが、三つ葉でも香りを楽しめます。麩は金沢で買っておいたバゲットの様な「車麩」を水で戻して使いましたが、もっちりして味がしゅんで(しみて)良い感じになります。
 食べ方は、溶き卵に煮えたものをつけて食べるので、まるですき焼きですがやっぱり鍋なんです。ちゃんとした鴨鍋を食べたことがないのですが、それに似てるかもしれません。鶏や野菜や味のしゅんだ麩を楽しんだ後は、和そばをいれてしめます。薬味には粉山椒をたっぷり使うので、甘さ辛さ+卵のマイルドさ+山椒のピリっとさ=美味しい!!となります。味がしっかりしているので、合わせるお酒は大吟醸のような繊細なものでなく、純米酒の燗か焼酎のお湯割りが合うと思います。私は米焼酎”長野県、上諏訪の麗人酒造、”霧ヶ峰オールド”のお湯割りでいただきました。冷たい飲み物が好きな方にはキンキンに冷えたビールがばっちりの、
SUKIYAKI風鍋または鍋風SUKIYAKIでした。