冷麺に初の自家製紅ショウガ


 冷麺は、いろんな具が麺と一緒に食べられるのでそれだけで済んでしまう立派な一品です。実家では、ハム、きゅうり、錦糸玉子、キャベツ、紅ショウガなど具材が食卓に並び、麺の上に好きに載せていくというバイキングスタイル。家族が多かったから、自然とそうなったとは思いますが、セルフサービスでいただいてました。ひとりずつ、好みにより、またバランスを考えきれいに盛りつけます。バランス良く食べてもハムだけ早くなくなったらバランスを整えるために、ハムを追加。そうすると、玉子が足りなくなってきたり...とエンドレスで盛りつけては楽しんでいました。
 今は、なくなってしまった京都の太陽軒の冷麺は、焼き豚とキュウリの千切りだけで粉胡椒がかかっていてシンプルなのに、くせになる味でした。麺とタレで勝負していたのかな。冷麺のタレも特別に凝ったものでもなく、でも甘みや酸味のバランスはほどよく、夏になると必ず頼んだ一品でした。
 最近は、冷麺は、もっぱら自宅でしか食べなくなりました。タレを作ったりせず、市販の袋入りのタレ付きの冷麺を使います。麺を茹でる時に少し塩をいれておき、茹で上がって冷水で冷やして水を切ったらごま油でさっとほぐすと美味しくなります。今回の冷麺は、錦糸玉子をたくさん作りすぎたので、色的には黄色メインです。たっぷりの千切りキャベツ、煮豚の薄切り、トマトも載せて、自家製紅ショウガの千切りを得意げに盛ります。得意げとは、紅ショウガを初めて自分で作ったからです。紅ショウガが国産のものがなく、この春にショウガの甘酢漬けを作る時に作った紅ショウガ。安心で食欲も増進の自家製紅ショウガならこの夏の冷麺には何度か登場しそうです。