甘味屋駿河屋での思い出

 昔、京都でお買い物をした時は駿河屋へ、甘いものを食べに行くことが多かったです。父はあっさりシンプルなかき氷の宇治、母は、抹茶、あんこ、クリームと全部のったかき氷。父に「それ、くどそうやなあ〜」と言われながらもいつも同じものを頼む母。妹はそれぞれ思い思いのものを頼み、私は、クリームあんみつを頼みました。それで、クリームが、抹茶アイスであったことをよく忘れ、テーブルに持って来られた時に「また頼んでしまった....」と軽く後悔してしまうのでした。クリームは、普通のバニラアイスが好きなので、抹茶アイスでない方が良かったわけです。寒天も少し固めなので、苦手なものの組み合わせで頭が痛くなってしまう変な子供でした。「他のものを頼めば良かった....」といつも思いながら頼んでしまう不思議な駿河屋での思い出です。


 最近は、しょうがティさんのお母様、マダムジンジャーさんにいただいたあんこで自宅甘味処を楽しんでいます。以前京都の北野天満宮で、25日に陶器などが買える時にみつけたお気に入りの器は夏らしいブルーで、ひまわりの形。あんこと、バニラアイスクリームと、玄米フレークとともに盛っていただいたら、夏の疲れをしばし忘れさせてくれます。