海津さんで石皿を教えてもらって嬉しい一日



 滋賀県マキノ町海津大崎には、桜の時期はたくさんの人で賑わい、その桜の風景も圧巻です。桜の木が延々湖沿いに続きますが、ちょうど桜道のスタート地点に「古道具 海津」さんがあります。桜の時期以来に訪れましたが、いつ伺ってもたくさんの器がきれいに置かれていて、眺めていると時間を忘れてしまいます。一緒に行った、わが家の料理長の「お客さまがみえたときに、お刺身なんかを盛れる大きめのお皿ありますか?」の問いに「海津」さんの店長さんがすっと、出して見せてくれたのが、”石皿”というものでした。重たくて飾りっ気のないお皿ですが、あたたかみのある手触りや素材の存在感に惹かれました。私の頭の中では、いろんなお料理がそのお皿に盛られることが浮かんできて、密かに「買おう....」と思っていました。
 「二階にもありますよ」と、他の石皿を見せてもらって、大きさや色が色々ありどれも面白いなあ〜と見ていました。その中で少しキズがあると言われた石皿の色や形にさらに惹かれるものがあり、店長さんとお料理の話を少しして、さらに欲しくなって、「いただきます」と迷う時間もなく決めました。大皿を買うなら、赤絵や印判でと思っていたところ、”石皿”という存在を教えていただき自分の器のレパートリーが増え、嬉しくなりました。食器棚のスペースもないし、直径が40センチ近くあり日常使うには、大きいのですが、ダイニングに入ったところの買ったばかりのイケアの棚の上に飾っておき、お客さまがみえた時には活躍してもらえると楽しみにしています。さっそく試したくなり、いただいたばかりの京都の麩喜の麩まんじゅうを並べてみたりしてすでに楽しんでいます。


 *古道具 海津さんは、http://www.kaizu-inuit.co.jp/index.htmlです。