我が庭のふきのとう

 
庭の一角に、蕗エリアがあります。自分で植えたわけでもないのですが、そのエリアで毎年蕗が育っています。ふきのとうの頃になぜか忙しく気づいたらわさわさと葉が茂っていました。その葉っぱや茎のアクの処理をして、昆布と炊いて....というまめさに欠ける私で、鑑賞用として存在していました。今年は、山菜の天ぷらをするなら自分の庭の蕗のとうを使おう!と雪が積もってるころから計画をたてていたので、雪が溶けた頃目的のエリアでふきのとうをみつけ、嬉しくなりました。たくさん取りすぎると、次の年、そのエリアが寂しくなるかもしれないので、少しずつ取ることにしました。
 ふきのとうは、スーパーで小さなパックで4つ298円、なんてお値段で売られています。このへんで、それくらいだとしたら、大阪や京都のデパートではきっと1.5倍くらいの値段で売られていると思います。以前、”は竹”がすごく高く売られていたので、思い出したように裏の竹林に取りに入ったことがありました。私が住んでいる地域はまだ自然が残り山菜の宝庫です。山菜を目当てに住民以外のひとたちが取りに来られ、私の庭にも知らないおばさんが休憩していたこともあり、びっくりしました。親切に”は竹”の炊き方を教えてくれたのですが...

「マクロビオテック」だと、野菜は皮もむかずまるごと、そしてアクも食べましょうという事だそうです。マクロビは興味ある調理方もありますが、私はアクを少し抜いて調理しています。水に少しさらすだけです。天ぷら粉を溶き、ふきのとうに衣をからませカラリと揚げるだけです。なんてことない一品ですが、香りも楽しめ美味しいものです。春の初物をいただく喜びも感じながら。京都、伏見の豊澤本店の豊祝の純米酒もすすむひとときでした。