祖母の好み 銀木犀に栗


 先日、アトリエのドアを開けたとたん三毛猫が脱走して一騒動ありました。探しているときにふとみつけた銀木犀の花。脱走した三毛猫に少し怒っていたところ、10年経ってやっと花を咲かせた銀木犀にほっとさせてもらいました。祖母が「あては、金木犀より銀木犀の方が好きどす」「上品な香りがよろしいんや」と言ってたので、植えてみたくて植えた銀木犀。ところがその銀木犀は、樹が大きくなってきても上品な香りどころか、ずっと花を咲かせてくれることがなく、半分諦めていました。ちょっとしたハプニングで思わぬ事と出会えて嬉しくなりました。これからは、毎年白い花をたくさん咲かせてくれてフワッといい香りで楽しませてくれる事だと思います。
 上品な香りを好んだ祖母は、この時期は栗が好きで良く母に茹でたものを皮を剥いてもらって食べていました。栗が好きでケーキもモンブランを必ず食べていたのですが、私は小さい頃はあの栗のモサっとした食感があまり好きでなかったです。最近は栗が大好きになって、この時期は大きい栗を茹でて食べたいな、と思うようになりました。いつも財布と相談しながら売り場でじっと見ています。

 大きい栗は買ってないですが、Asahi クリームブランの栗のシリーズをみつけて仕事の合間に食べました。好きなのはイチゴとメープルですが、栗のシリーズもお薦めです。

 別の日に相棒さんが仕事帰りにお土産で買ってくれた栗の和菓子にも、食後ゆっくり楽しんで食べて大満足。花の好みといい、食の好みといい祖母に似てきたみたいです。