呉服屋さんの催しの蕎麦御膳

 呉服屋さんで、父の個展があり両親と待ち合わせて行きました。母の友達が来られ「最近の作品、変わったんですね〜!前より若々しい」と言われたのですが、その父の作品はとても前に制作したもので以前も観ていただいたはずの作品でした。私も全部知ってるはずなのに、初めて観るように感じた作品もありました。ギャラリーとはまた違った雰囲気の中、作品を観ると違ってみえるみたいです。同じ服を違う人が着こなすと違う服に見える様に、絵も場所によって見え方が違う。私の作品もいろんなおうちでギャラリーでは違う表情をしているのかもしれません。

 作品をみてしばらくして、違う場所へ案内してもらった所はお昼ごはんがいただける様になっていました。越後の織物の催しもあったので、越後から蕎麦をメインとしたお料理が運ばれてきました。


 お酒呑みにはピッタリのお料理。山菜やます寿司をおつまみにして、日本酒で楽しんでお蕎麦で仕上げるスタイルでしたが、お酒なしでいただきました。最近はお酒をあまり飲まないので、お茶で楽しみました。

 お蕎麦は、山芋がつなぎに入っていると思われるツルっとした食感でした。お蕎麦の量が多く、やっと食べ切れたと思った頃、父が自分の分を食べてほしいとお蕎麦がまわってきました。そのお蕎麦を母と食べたら腹11分目くらいになってしまいました。お酒を飲んでいたら、お料理がもっと美味しく感じたくさん食べてしまえる、って事に気づかされました。とは言え、越乃寒梅、久保田、〆張鶴....ほんとうはどのお酒もいただきたかったところです。