鱧シャブからのスタート


 お盆は14日に相棒さんの実家でまず集まって、晩ご飯をゆっくり食べ翌日お墓参りをします。今回は”山紫”さんに御願いして鱧シャブのお持ち帰りセットを作っていただきました。青磁の器にきれいに並んだ鱧は大輪の花のようにきれいでした。熟練の技ならではの薄さで、骨を全然感じない鱧は絶品です。私はただ、車でビュンと取りに行き、鍋の用意や飲み物のセッティングをするだけでした。美味しい出汁も用意していただいていてそれを温めて薄くキレイに調理された鱧をシャブシャブと出汁に踊らせます。白くなったらいただきますが、ほのかな甘みと舌触りが上品で「う〜ん」とうなってしまいます。
 15日は私の実家へお寺さんが来られる時間に合わせて行き、おやつを食べて少しゆっくりしてお墓参りをします。お盆はいつもこんなスケジュールですが、今回は大文字パーティに誘われたので一時帰宅してそのイベントに備えています。担当は前菜とデザート。友達が私たちが忙しそうだからデザートは買って来てねと、言ってくれたので気も楽です。最初からデザートを頼んでくれることもなかったのですが、お誘いを受けた時は密かに頑張ってみようかな!と思ってしまいました。早くもおいしいロールケーキでも買おうという気持ちになり、前菜も結局相棒さんに任せててしまいました。私の技に期待してくれる人がいないのもちょっぴり寂しいですが、美味しいにこしたことはありません。