簡単寒天スィーツ


 入院中の友達が、ゼリーやプリンが食べられるようになったことを聞き差し入れを自分で作ることにしました。市販のものでは、添加物が入っていたりひつこくないかと思ったからです。とは言え、サクサク作れる自信がなく、MACROBIOTIC START BOOKの料理本に載っていたスィーツのレシピを参考にすることにしました。簡単な作り方で、失敗はしなさそう....ということで「りんご&みかん寒天」を選びました。

 材料は、100%果汁のオレンジジュースとアップルジュース、糸寒天と塩少々でした。ジュースは小さいパックのものを二つ買い、買い置きの糸寒天5gを水でもどしておきました。寒天が柔らかくなったら鍋に入れてジュースを混ぜたものを500cc、塩少々を加えて火にかけます。甘みが少しも書かれてなかったのが気になったので、寒天が溶けたころ味見してブラウンシュガーを、冷えた味を想定しながら加えてみました。すべて混ざり合ったところで火からおろし、水で濡らした入れ物に注ぎ、冷めてから冷蔵庫でもっと冷やします。心配なのは、昔カチンカチンの牛乳寒を作ったことがあったので、そうならない事を祈りました。しばらくして冷えた寒天を出してみて、おそるおそる切ってみました。味見に...と自分の分を手でつまんで食べてみました。つまめるという事は堅い??と少し心配しながら口に入れてみたら手でつまめるわりに案外柔らか。友達の分を食べやすく切ってクラブハリエのグラスに手でつままないで入れました。見た目は、涼しげでキレイ!でした。容器ごとラッピングして保冷剤をたっぷり入れて小さな保冷バッグに入れ、その保冷バッグを大きな保冷バッグに入れました。相棒さんに運転する車で病院へ向かい、途中ランチしたお店でイラスト入りメッセージカードをきちんと付けて完成させました。
 
 病院へ着いたら、友達は他のお見舞に来た方とゼリーを食べるところでした。みんな友達がゼリーが食べられるという情報を元に来ているのですね。私の「りんご&みかん寒天」は冷蔵庫に入れて私もゼリーをお相伴することにしました。ピュレ状の果実入りの上等なゼリー!「美味しい!」と言いながら自分のお手製を気に入ってもらえるかちょっぴり不安になりました。今朝友達からメールが来て「朝ご飯の時にいただきました!あっさりして美味しかった〜!レシピ教えてね!」とのこと。作って良かった!とやっと思え、キレイなお皿に入れてゆっくり味わってみたら、我ながら美味しい夏のスィーツでありました。

 *この寒天陰(冷)と陽(温)のものを組み合わせるのがポイントで、次回はモモとリンゴで作ってみようと思っています。