小さな教室 はなやぐひととき


 今日は自宅絵画教室の日でした。間があいてしまって久しぶりの教室となりました。いつも一時半始まりにしています。朝早くから掃除をし、お昼前には絵の具皿、筆洗、水彩紙と庭の紫陽花と昨日買ったゆりをセッティングしました。初夏の花として紫陽花がいいなあと花瓶に生けたものの、なかなか水あげしてくれなくて元気がありません。いよいよ生徒さんのお二人が来られて紫陽花はモチーフとしては間に合いませんでした。
 何年か前から始めた月一度くらいの絵画教室。スペースがこじんまりしているので一回に3人くらいがちょうどいいかんじの小さな教室です。水彩画メインで、相棒さんが版画教室をちょこっとして年賀状にしたり実用的な事も出来る様にという内容を理想としています。主婦でありお仕事をされているのでご都合が合わない時は月一でなくなる事もありますが、「久しぶり〜!」と集まられて、おしゃべりも弾み「久しぶりで描けるかしら....」と言われながらも筆を進めてあっという間に時間が過ぎていきます。教室を始めた頃は「手作りのお菓子をおやつにだそう!」なんて事もしていたのですが、途中でオーブンをのぞきに行ったりするのもなんだかなあ....と最近は自分が気に入ったお菓子を買っておくことにしています。それにはりきる割に美味しくない事も多かったという事もあったからです。


 今日のモチーフのユリは白く、ややオフホワイトとはいえ白い紙に描くにはその存在感をどう表現するか工夫していただきました。ミセスブライトはまず勢いのあるこつ描きの後、顔彩の白を濃いめに重ねユリの花びらの凹凸によって出来た影はミセスブライトがユリを見て感じる色味を重ねていく事に。ミセスクリンは墨のこつ描きはなしで葉の緑をしっかり描くことでユリの白とのコントラストを出していくことに。描き手はもちろん手法も違うので、同じユリでもまったくスタイルの絵になって行き、こちらも面白くなってきます。そして終わり際に「楽しかった〜!」と言ってもらえて「よかった〜!」と嬉しくなるのも教室ならではです。

 だいぶ作品が進んだ頃に元気のなかった紫陽花がシャキッとして来たのですが、教室では間に合わなかったので明日でもスケッチするとしましょう。

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