体の中からの予防と称し

　実家の母からの荷物が届きました。新型インフルエンザの事で、私が外へ出られないのではと心配して、野菜、パンをたくさんとワインを送ってくれました。バゲットは、早速カットして端っこをかじりながら、ジップロックに詰めて冷蔵庫へ。食パンは、密封容器に入れて冷凍庫へ。野菜は新鮮なうちに食べきるとしてワインは楽しみにおいておくことに。
　母が送ってくれた京都上賀茂の新鮮野菜は、サニーレタス、トマト、きゅうり、ほうれん草、クレソンでした。その日はサニーレタスをメインにしたサラダ、翌日の朝は、トマト、キュウリを食パンに挟んで「野菜サンド」にして朝食に食べました。野菜だけでも美味しいサンド。私だけなら、三度三度これでもOKです。その都度、スープは変えるとしても....
　新鮮な魚も食べたくなって、二人とも仕事がオフになってしまった今日は、福井まで車で出かけました。「ひょっとしたら、こちらでは手に入りぬくいマスクも買えるかも」と思ったのですが、大きなスーパーの入り口にお馴染みの「誠に申し訳ございませんが、マスクは....入り次第......」の張り紙が貼られていました。患者さんのでていないこちらでもマスクが足りていないのか。大変な事になっているな、と思い諦めて他の売り場を通りがかったら、店員さんが消毒液などのコーナーにやおらマスクをセッティングし始めていました。気づいたのは私だけでした。「おいくらなんですか？」と聞くと189円です、と言われたのですが、マスク一枚の値段でした。ネットショップでも50枚セットなど売られていますが、一枚200円くらいで、おかしな事になっています。これを機会に咳きマナーが定着する事はありがたいのですが、品物がなくなるという状況はあまり見たくありません。トイレットペーパーを買い尽くす、ガソリンが安い日に延々並ぶ、それと同じ光景です。
　マスク売り場を後にして、新鮮な魚を買い、気持ちよく美味しく食べる本来の私に帰り、体の中から予防することにしました。

　野菜に続いて、新鮮魚貝も美味しく、黒龍を開けてしまいました。

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