桜おじさま邸で出会った美味しいぬか漬け


 桜を食べるおじさまのお宅はマンションの6階で、部屋へ入る前に見た山もほんのり桜色でした。桜はまだ咲いていないので、梅を食べた感想を聞きました。「白い梅が旨いんだよな。赤やピンクの梅は苦いんだよ」と言われても、梅の花を食べない私は、食べるのならもっぱら梅干しと梅酒がいいです。

 鍋パーティは編集のお仕事をされている女性のお土産の「真澄のゆず酒」から始まりました。爽やかなユズ果汁がたっぷり入ったそのお酒はほんのり甘く食前酒にもぴったりでした。たくさんいただいてしまいそうなところ、私が盛り合わせた前菜的なもの食べながら桜おじさまがフランスから買って帰ったワインに移行しました。桜おじさまは日本ではワインを飲む気がしないと、紙パック酒の「まる」を漆のきれいな入れ物に入れて飲んで、その後は私のお土産の「干し芋焼酎、典々」のお湯割りでご機嫌に。糖分を控えるべき桜おじさまには、日本酒より糖分の心配の少ない焼酎を選びました。たしなむ程度の酒量をわきまえる必要はあるのですが....

 編集のお仕事をされている方は、食についてのお仕事も良くされていて食文化や食の安全性など色んなお話が聞けます。お話も興味深いのですが、彼女の持って来られるひと品ひと品がどれも美味しいものでそちらも興味津々になる私です。美味しいモノのレパートリーも拡がり楽しくなります。お土産で持って来られた白菜のぬか漬けがとても美味しく、さっぱりしたそのぬか漬けでワインがとても進みました。普通は口の中でぬかとワインが苦みを生んだりするのですが、それが全然なくむしろ相性が良かったのです。京都の茎屋さんのぬか漬けで、安全で丁寧に作られた野菜を選び代々続いたぬか床を絶やさない様に管理しながら作られたとの事です。白菜のぬか漬けはその事が伝わる味でした。別のお漬け物も欲しくなりました。

 その後は豚しゃぶをいただき5時間くらいはしゃべって食べて飲み続けた「桜おじさま邸パーティ」でありました。

京つけもの茎屋さんは http://homepage2.nifty.com/tukemonnkukiya/
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