和菓子”白椿”を作る時に見た野菜泥棒猿


 デパートの和菓子屋さんで2.3軒はおいてあった、季節の和菓子”椿”。これをまねてみたくて、白あんの元が登場します。先日鍋ネコちゃんと炊いた白花豆を鍋に入れ、和菓子としての甘みを足すため三温糖を入れ、塩を隠し味に加えます。少しクリーミーにしたかったので豆乳を少し加え、あっためながら少しつぶします。豆のかけらが感じられるくらいに、すりこぎでトントン軽くたたきながら。味見をして、もっと甘いのが欲しかったら砂糖を加えます。冷めると少し水気も飛んでマッシュポテトの様になり、それを両手でコロコロとして丸い形を作ります。
ぽってりと咲いた白椿のイメージです。これを椿の葉っぱで挟むと”椿”の完成です。

 庭に椿の葉っぱを取りに行こうとしたら、なんと猿が座って私がかつて植えたニンジンを美味しそうにつまんでは食べていました。やっぱりこの辺りで菜園は無理か...猿は私の気配を感じて悠々と違う所へ向かって行き、私は猿の被害を受ける事が絶対ない椿の葉っぱを取りました。こっちはこんなに美味しい和菓子を食べるんだから!と自慢してやりたいところでした。
白あんの白が、椿の葉っぱの緑に映え、きれいな”白椿”となりました。猿にニンジンを食べられましたが、「”白椿”はおもてなしにもいけそう!」と気をとりなおしました。