和歌山で美にふれて

 
 車で京都を出発したときはすでに日もくれかかってでもとてもきれいな空でした。ノンストップで和歌山へ向かい待ち合わせのバーへ到着したのは、6時半頃でした。そこでビールを飲み、「さ、食事いこら!」とお食事に連れて行ってもらいました。


 連れて行ってもらったところは、美人おかみさんが地元のお魚やおいしいお料理を作ってくれる隠れ家的お店でした。またビールで乾杯し、もんこイカ、よこわ、鯛昆布シメ、しめさばなど新鮮だからこそおいしいものでしばらく楽しみました。目の前のおでんの鍋もあり、色々盛り合わせてもらい熱々の初おでんを堪能。この辺で、日本酒を飲み出しました。冷や酒で「真澄」をいただき、しばらくしてから「八海山」をいただきました。「真澄」は純米吟醸の生原酒でしたからしっかりとした味でゆっくり味わい、「八海山」は口当たりがよく、すいすいっといただいてしましました。それからまた元いたバーに戻ってビールを飲んだりしてけっこうお酒がすすんでいたようでした。朝ご飯付きのホテルを予約していたので、少し二日酔いでも「食べよう!」と頑張ったのですが、思いの他バイキングを堪能できず、前日のお酒を少し後悔。
 和歌山県立近大美術館で、点と面の詩情上前智祐・山中嘉一・坪田政彦展を見て、点、面だけで構成されている作品の深さやその美しい構成に見入りました。美術館を出てから、なぜか酔いが戻ったのか頭がフら〜としたので、次の目的地、なかへち町まではぐっすり寝てしまいました。和歌山や何度か訪ねるところですが、熊野古道へは初めてでここでは自然の美にふれるのでした。