金沢21世紀美術館の水の作品

 
 金沢へ行き、初めての体験をいっぱいしました。楽しいことは一杯あったのですが、場所的には”大友楼”と”金沢21世紀美術館”が印象的でした。大友楼は後日書きますが、”金沢21世紀美術館”は、作品を見に行く事以外でも楽しめるのでお薦めです。

 レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)というブエノスアイレス生まれの作家の”スイミング・プール”という作品は有名ですが、私は初めてでけっこう長い時間居てしまいました。人間って水が落ち着くのでしょうか?ゆらゆら水による光の中にたたずむ人々の顔は皆ほころんでいました。私は、お風呂で背泳ぎスタイルで耳までつかってみることがあります。耳で水の音だけが聞こえ、ず〜っとそうしていたくなります。自分の思いこみかもしれませんが、私は自分が赤ちゃんの時に体を洗ってもらったときの感触を覚えています。妹が産まれてお風呂に入れてあげるときに母を手伝ってる時に、小さいながら「懐かしい..」と思い、その感触を時々思い出します。レアンドロ・エルリッヒの作品で、その感触を思い出した実感はないのですが、今思うとそうなのかもしれません。