暖まる”とりおかゆ”

バレンタイン展に展示する絵を仕上げるため、連休は返上で描き続けています。アトリエは普段ネコたちが占領していますが、絵に集中するためには、住まいの方へネコたちに移動してもらっています。一人で描いていると、時間を忘れてしまうのですが、「ネコたち、お腹空いてるかも」と、のぞきに行ったついでに、自分もご飯を食べよ!と気分転換も兼ねてキッチンへいきました。絵を描いているときから、足下が冷えていたので、「暖まるものを食べたいな、鶏肉があったから”とりおかゆ”食べたいな」と、思い続けてました。ネコたちのご飯を済ませ、’ ”とりおかゆ”の作り方’ がうろ覚えだったので、実家に電話して作り方を聞きました。


母の説明は
1.鶏肉を洗って水気を拭き食べやすい大きさに切る。
2.塩こしょうを強めにしてしばらくおいておく。
3.フライパンにバターを入れて鶏肉をこんがり焼いている間におかゆを作る。(ご飯からつくるおかゆ
4.おかゆが出来た頃、こんがり焼けた鶏肉をおかゆの鍋に入れて味をみて物足りなければ塩を足す。
5.あれば、パセリのみじん切りをかけ、スプンで食べる。

おはしで食べるつもりはなかったですが、スプンを使うことまで説明してくれました。社長にいただいた北海道の美味しいバターを使いこんがり鶏肉を焼き、おかゆの鍋にいれるとふわっとこおばしいバターの香りが食欲をそそります。パセリをきらしていたので、ネギのみじん切りをぱらっとかけました。子供のころ、”とりかゆ”は大きな土鍋で作られ食卓の真ん中へ置かれいました。「やめられない..」とみんなで何杯もお代わりをし、そのつどパセリをパラパラかけてたことを思い出しました。かなり煮詰めるとリゾットのようにもなり、鶏肉をオリーブオイルで炒め、仕上げに粉チーズをかけるとイタリアンリゾットに姿を変えることもできます。私の場合、リゾットでなく、”とりおかゆ”の方が、色んな思い出もあり暖まり方が違います。