熱燗と釜揚げウドンでほこほこの寒い日


 今デザインの仕事でお世話になっている会社の女性は、お酒が大好きな方でしかも熱燗が大好き!です。私は、熱燗歴はあまりなく、ヒヤを好んで飲んでいました。昔熱燗を頼んで、猫舌の私が時間をおいてからさめたお酒を飲んでいたら「ぬる燗が好きだとは、なかなか!!気にいったね」と言われたことがあります。ぬる燗という言葉も知らなかったし、そうしてくださいと頼んで飲んでたのでもなかったのですが、熱いお酒がさめたのを美味しいな!と思ったのは確かです。お酒の味が柔らかくなります。ほんのりあたたかで、からだもフワッとあたたまります。
乾麺をもらい、釜揚げウドンを食べるときに、金亀80を温めてみました。温める方法はお酒をつぐ陶器を鍋に入れての湯煎です。ヒヤでいただく金亀80はその甘みが気にいっているのですが、温めることで甘みが柔らかとなり、また違った味を楽しむことが出来ました。冷えたプリンでなく、できたてのプリンを食べたときと似ています。甘みはあるけれど、あまりそれが全面に出ていない、そんな奥ゆかしい甘みが、シンプルな茹でたてのウドンにも合いました。釜揚げウドンとぬる燗で、ほこほこしたひととき。寒い日におすすめです。
 最初に書いた熱燗が大好きな女性と酒蔵へ行くことになっています。とてもお酒に強い方なので、つられていっぱいいただいてしまったらどうしようか...でもそれも楽しいなと、と思っています。