ローストチキンなしでも過ごせる2007.12.24

 小さい頃は、クリスマスにかしわ屋(鶏肉屋)さんが焼いたチキンを届けに来てくれていました。骨付きのもも肉に味をしみこませローストしたものでした。チキン一つ一つにコック帽みたいな白い飾りのようなものがついていて、それだけでも普段と違うおしゃれな気分になりました。なぜか大きなもも肉で、食べきれるかなあというくらいの量だったような気がします。自分でローストチキンを焼いてみよう!と夢が叶った=オーブン付きのキッチンとなったとき、張り切ってかしわ屋さんへ行き、丸鶏を買いました。おなかに塩こしょうして、ニンニクやローズマリーを詰めてカリッと焼かれたチキンにうっとりしました。美味しい!!でもやはり食べきれる量でなく、それ以後毎日のように食べる事になり、相棒からは「3年分は食べてしまったから、しばらくはいらないなあ」と、言われて久しく焼いていませんでした。

 ローストチキンはなしとしても、クリスマスだからかオーブンで何か焼く気分です。昨日作ったトマトのパプリカ煮込みの”チリンドロン”をグラタンとして食べてみることにしました。パンを食べやすい大きさに切り、グラタン皿にのせ、チリンドロンをその上にかけてチーズをのっけて、おまけの卵は中心に割入れて250℃に温めたオーブンに入れました。そして付け合わせにするつもりでブロッコリーを茹でようと思って鍋にいれました。グラタンは20分くらいでできあがるので、ゆったりしていたら、鍋でゆでていたブロッコリーの事をすっかり忘れていました!!「柔らかいのとおりこしている....」少しガクッと来たけれど、コーンスープの素や豆乳を入れてブロッコリースープに変身させました。ゆで汁に栄養素が含まれていることは、間違いないのですから。

 グラタン、スープ、そしてお酒....今朝母から届いた数々のクリスマスプレゼントの中にあった高知の日本酒”美丈夫”の登場です。美丈夫のラベルのウサギも楽しそうにダンスしています。

 また、昨日のようにバンビやツリーとセットアップ。なぜかバンビばかり。実はバンビにも思い出があります。小さいときのお気に入りのTシャツが”バンビ”で、でもなぜかトイレへはめてしまったことがあります。「なぜ、トイレでシャツを脱いだの??」と家族に不思議がられた一件があしました。自分でも謎です。そして、初めて買ってもらった腕時計も”バンビ”。これは、どこにも落とさないで今も大切に持っています。今回のバンビは、GAPでみつけたもの、動物専門学校で仕事をしたときに無理矢理もらったモノ、この間、札幌行った時に空港のおみやげ物やさんでみつけたモノです。去年の今頃は本物のシカが我が家まで来てました。バンビでなく、年老いたシカでした。今年は雪もなく、シカも来ないクリスマスイブとなりました。