クリスマスカラーの食卓

チリンドロン---スペインの家庭料理です。簡単に言えばシチューで、本当はラムを使ったトマトシチューですが、今回はお手軽な鶏肉を使いました。なぜ、こういう料理を作ろうかと思ったのかというと、ここ2.3日、PCにかじりついて、食事がいい加減だったので「これじゃあ、良い仕事が出来ない!」と材料を買いに行きました。利き酒師のmikiさんからも、美味しいお料理と日本酒を楽しんでください!とコメントをいただいたこともあって、日本酒に美味しいお料理.何にしようかな...と思い、結果スペイン料理と日本酒を楽しもう!とスペインで買ってきた本を片手に台所へと向かいました。

スペインは卒業前に短期間ですが絵の勉強を兼ねて行き、絵を勉強する目的がありながらもしっかり美味しモノを探す事に重点をおいた日々となってしまいました。日本画家の方がメインの勉強旅行で、先輩の画家の方から「スペインへ来たなら、チリンドロンを食べてみたらいいよ」と教えてもらいました。チリンドロンとはなんだろう!アランドロンしか知らないし....その先輩が、お店へ入ったら「チリンドロン、ノ〜??」=チリンドロンはここで食べられるの?と聞いてくれたのですが、どこのお店でも、メニューにはありませんでした。どんな料理か気になって、B4判の大きな写真が一杯のスペイン料理の本をみつけてきて、帰国後私なりにアレンジして時々作ってました。

 アレンジ版ですが、チリンドロンの材料はタマネギ、赤、黄のパプリカ、鶏肉、トマト缶、サラダ用のブロッコリー
 オリーブオイル、塩、胡椒。あればフルーツ酢
1.タマネギをざくざくっと切ります。一部はみじん切りにしておきます。赤いと黄色のパプリカもをざくざくっと切り、一部は みじん切りにしておきます。みじん切りにした野菜はサラダのドレッシングに使います。
2.タマネギをまずゆっくり炒め、パプリカも加えて炒めます。フランス料理のディカス氏が「野菜はゆっくり炒めて美味しさを 引き出す」ことを話されてたのを思いながら、ゆっくり炒めます。
3.別の鍋で、ニンニクをゆっくり炒め、塩胡椒した鶏肉を入れて焼き、あれば赤ワインでフランベします。炎の料理人!(かっこいい〜)
4.タマネギとパプリカの鍋にスパイスのパプリカをどどっと入れて、トマト缶を投入。(中身を!)そして、焼いた鶏肉を加えます。
5.30分くらい煮込むあいだに、先ほどみじん切りにしたタマネギとパプリカをボウルに入れ、塩胡椒、米酢、オリーブオイルでドレッシングを作ります。
6.今回はブロッコリーにしましたが、好きな野菜を茹でて、熱いうちにドレッシングのボウルに入れます。食べる直前に今回はオレンジで作られたフルーツ酢を入れました。

 しばらく1人で、クリスマスも1人で過ごすのでクリスマス用にコーディネートしてみました。バンビも食卓に参加で、クリスマス気分。今回このチリンドロンには、優しい甘みの滋賀県豊郷町の岡村本家の”金亀80”を合わせたいと思っています。野菜の甘みとマッチすることに違いない!です。これを食べてまたお仕事頑張ります!!