旨口、大治郎のある食卓


店長が旨口としてお酒、うつわのchocotteでお取り扱いすることになった日本酒、滋賀県畑酒造の”大治郎”がわが食卓にも登場しました。旨口なら、お酒だけで味わった方がいのか。おかずを前にしてお猪口に入った大治郎をみつける事しばし。といっても、数秒です。香りを確かめて、一口、口に含んでみました。とろりとした舌触り。これが旨口のゆえんでしょうか。以前行った、大阪の本町のお料理屋さん、瑳こうでいただいたお酒も”とろり”として、マスターに「出汁をいただいているようですね」と言ったら、一緒にいた友達が笑っていました。私はよく笑われるので、気になりませんでしたが、出汁=旨味は間違いないと思います。とろみ→出汁→旨口かどうかは、専門の店長に聞くしかないです。
 そして、とろみの後にきたのはキリっとしたしまり。サラサラごくごくいただくお酒でなく、ゆっくりいただくのに向いていると思いました。フムフム....と一人で納得し、しばし。また数秒。
お腹も空いていたので、おかずに箸をのばして、夕食が始まりました。京都の油揚げを焼いたもの、サワラの味噌漬けの焼いたもの、貝割れとタマネギのかつお醤油をいただき、合間にまた大治郎をいただきました。油揚げって、焼くだけで美味しい〜!!助六という雑誌で”池波正太郎の描き出す江戸の世界”でお酒の肴が紹介されていて、その中で油揚げの一品がありました。”玉子のぶわぶわ”といって、油揚げを醤油と砂糖多い目で煎り、玉子で煎りつけるものがでした。遊女と過ごした朝にお酒と食べる一品だそうです。そんな色っぽさはないのですが、 焼いた油揚げと旨酒でも十分楽しめました。
 滋賀県畑酒造、大治郎はhttp://chocotte.shop-pro.jp/?pid=5157490をご覧下さいませ。