土佐宇宙、旅人気分の一杯

　土佐宇宙酒とは、宇宙を旅した酵母を使い、日本酒を作ってってしまおうという企画で高知の蔵が参加して、それぞれの蔵で作られたお酒です。自分が宇宙へは行くことはないだとうけれど、そんな事を体験した酵母がお酒になってる！と思うと不思議な感じになります。人間も選ばれた人で、かなりのトレーンングをつまないとないといけない宇宙。酵母は強いものですね。偉いです。
　宇宙の香りがするわけではないのですが、そういう壮大な企てが素敵で、美味しさを誘います。ものを作るということは、美味しいものを作ろうということはもちろんですが、色んなアイデアや新しいことに興味深く取り組む時、いつもと違うエネルギーが産まれたりするのではないかと思います。わくわくしながら取り組む姿勢がイイなと思います。

　美丈夫の土佐宇宙で、口に含むとかすかな酸味を感じながら、しっかりした味でいて余韻がやわらかな土佐宇宙酒。今回は、初物？サンマの梅干し煮で、山田晶氏のお猪口でいただきました。
「地球は青かった」と酔うのも良しです。
原料米---吟の夢、精米歩合---50％、あるコール分---15度以上16度未満、使用酵母---AA-41（宇宙酵母）