ケイコとジェフのナスグラタン

ケイコとマナブでなくケイコとジェフは、私が中学生の時に英語を習っていた先生達です。母が近所で見かけたアメリカ人のアリソンという女性に「マイドウターに、英語を教えてもらえませんか?」といきなり声をかけたことから始まりました。アリソンはアメリカへ帰ってしまい、英語はどうなるかと思っていたら、「アリソンの友達です」と我が家へジェフという男性が訪ねて来て、英語のレッスンは続ける事が出来ました。そのまんまずっと真面目に続けていたらきっともっともっと英語が話せたんですが”継続は力なり”と言うのは本当ですね。今や、単語は忘れる、リスニングは出来ない...といった”不継続は力不足”というありさまです。
 ジェフが当時彼女であったケイコと良く我が家へ来ては私たちが知らないお料理を作ってくれてました。ジェフはベジタリアンだったので、肉なしの料理を作ってくれました。中でも’シーチキン餃子’と’ナスのグラタン’は初めての味でした。ベジタリアンフードと聞くだけで美味しくないと思ってしまう父以外のみんなは、おいしいおいしいと喜んで食べていました。
 シーチキン餃子は形をシーチキン春巻きとして我が家のおかずとして登場しますが、今回はナスのグラタンを作ってみました。トマトソースは煮る時に生のローリエを入れるのが気に入っています。市販のトマトソースの時も庭へ出て、ローリエを一枚プチっとちぎって鍋に入れます。我が家のローリエは甘いと評判で、選定でカットして籠にいれておいたら近所の方に持っていってもらえます。

ナスは揚げるか、オリーブオイルで炒めておいて耐熱皿に並べ、トマトソース、ナス、トマトソースと交互に入れてたのが、ケイコとジェフのレシピでしたが、今回、どうしても使いたかった耐熱皿の面積が広く、ナスを敷き詰めたら、ソースと交互にするどころか一段で終了してしまいました。ナスの上にトマトソースをかけてのシンプルレイヤー構成となりました。オーブンを温めておいてチーズを載せて15分ほど。焼ける間にトマトサラダで冷たい白ワインをいただいて..ほろ酔いになったころ、熱々のグラタンがいただけます。
現在、ケイコもジェフもそれぞれHappyに暮らしています。英語は忘れても二人で作ってくれた味は忘れてないのが不思議です。