スペインで食べたスパニッシュオムレツ登場

大学を卒業する前に、短期で、スペインとフランスへ絵の勉強に行きました。フランスでは、英語で話してもらえなかったり、日本人嫌いな地域へたまたま行ってレストランでメニューをもってきてもらえず、しかとされたりしました。しょげていたこともあり、スペインへ行って大らかであたたかく迎えてもらえたことが心に響きました。人間ってちょっとしたことで、ある思いが強まったりします。あたたかく接してもらえた中で食べたものは何倍も美味しく感じました。その料理の中で、思い出の一品がスパニッシュオムレツです。

お昼を食べようとバールという居酒屋へ知らずに入ったら、実は男性がほとんどで場違いだと尻込みしてしまいました。カウンターの前にはナスの揚げたのや、オリーブ、タコのトマト煮等々、美味しそうに並んでいました。しかし、カウンターには仕事着のままの男性がずらり。さっさとパンでも買って帰ろうかと思ってたら、お客さんが「これ、たべてごらん」て小皿にスパニッシュオムレツを入れてくれました。一口食べて美味しくて、また親切にしてもらったことが嬉しくてとても美味しく感じました。これを日本に置き換えると、お寿司屋さんでとまどっている外国の人に、厚焼き卵のにぎりをそっと出してあげる、って感じでしょうか。何倍も美味しかったオムレツを時々作ります。作りすぎて、お弁当に持っていくこともあります。冷めても美味しいので、ワインパーティなんかにも活躍します。今度はパエリアも作ってワインを楽しみたいなあ〜アミーゴを呼んでね。