カクテル

 学生の頃、卒業して間もない頃は色々なお酒とめぐり逢うたび大人気分になったものです。京都の教授が行きつけだという小さなバーへ友達と行き、バーテンダーの前にずらりと並んで座り、「名前も知らないからどうしよう...」と少し緊張しながら壁にかかれたカクテルの名前をしばらく見てました。ソルティドッグくらいしか知らなし...そんな客はいやがられるのでは??ととにかくソルティドッグを頼みました。グラスに氷を入れてグラスが冷えたら氷を捨てて、塩をグラスにつけて....て見ているだけでワクワクしました。目の前で私のために作ってくれてる!というのがとても嬉しかったし、見るのも飽きなかったです。一人ずつ違うものを頼んでるのに、手際良く出来たものから、頼んだ人の前に置かれ、色の違いやグラスや演出の違いに喜んでいました。小指こそは立てなかったですが、静かに味わうようにいただきました。「わあ!美味しい」そして、その一杯が引き金となってその後は壁に書いてあるカクテルの名前をとにかく網羅してしまうことになったのです。4人で、ですが....お互いのカクテルを交換したりしながら、注文を繰り返すことしばし...カクテルは飲み口はいいけど、けっこうアルコール度は高いものもあり、甘く危うい飲み物。女性を誘う時にもこれ!というカクテルもありますね。スクリュードライバーがそうでしたっけ??普通に飲み続けるmangoですから誰にも口説かれることなく翌日は二日酔いとなってしまいました。

そんなカクテルも最近は家で飲める手軽さ、しかも種類も豊富になりました。でも、バーテンダーの方に作ってもらえる醍醐味はまた別ですね。久しぶりにバーへ行ってみたいかもです。