酒米”渡り船”で作られた日本酒のラベル

 先日お酒、うつわのchocotteの取材で蔵元、滋賀県堅田の”浪の音”へ伺いました。蔵もみせていただき、お食事も食べられる素敵な”よかろう”という日本家屋で、ランチをいただきました。お食事もお酒も美味しかったのですが、撮影もあり、ちょっと忙しかったです....その後コーヒーを洋間に移っていただいたとき、知っている版画家の先生の作品を発見!!え〜!!こんなところで知ってる方の作品に出会えるとは〜。社長の中村孝さんに伺うと色々ご縁を教えていただけました。その作品は特別にお酒を作るときに、その版画家の先生にお酒の味をイメージして作品を作っていただけるように頼まれたそうです。
 そのお酒というのは、栽培の難しさなどから山田錦に活躍の場を譲り姿を消してしまったという酒米”渡り船”というお米をまた復活させてみようというコトで作られていました。そのお米は酒造りにおいても、柔らかく非常に扱いにくいなどエピソードも聞けました。そして、そのお酒が....登場しました。ボトルも黒で、ラベルの作品もモノクロ。その雰囲気のとおり、男のお酒!ですね。男気あるけれど繊細な男性といったところ。まずはお米の香りがしっかり入ってきました。そしてしっかりした味も存在感が感じられました。柔らかいため、ギリギリまで旨味を引き出されたためでしょうか。渡り船ってお米もなかなかすごいです。